アール公式?ブログ「無からの創造」

小売業向け基幹システムの開発会社「アール」 執筆者は4名体制で、マーケティングコンサルタント、システムエバンジェリスト、システム導入コンサル、管理部門が週2回、とっておきの役に立つ/くだらない話をお届けします。(くだらない話の方が多いのですが。。。) 提供:株式会社アール(http://www.eighteen.co.jp)

◎ テイスティな品揃え ◎

ある専門店が「テイスト」という言葉を使い始めた頃のことです。
日本語では「味わい」や「風味」といった意味を持つこの言葉も、今ではファッションやデザインのほかにも、あらゆる場面で使われるようになりましたが、当時は非常に新鮮に感じ、不思議な感覚を呼び起こされたことを今でも覚えています。
この専門店が提案したテイスティライフとは、「味わいのある暮らし」や「コーディネイトされた個性的な暮らし」「我々自身が暮らしのシーンを演出する」といったことを表現していたのだと思います。
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何となく香り漂う感じがする提案でした。


このように「テイスト」についての提案は、これからの小売店にとっても極めて重要性を帯びるようになってくると思います。

現在では、「コモディティ商品」を中心とする大手チェーン・ストアが、PB商品の拡充に乗り出し、経済的合理性を持った企業として、社会的な存在意義を高めてきました。

その一方で「生活改善型商品」、あるいは「生活個性化商品」を付加価値商品として開発、提案し、テイストを尖りとできる個性派の小売店だけが対抗していけるような気がします。

テイスティライフというコンセプトに代表されるように、生活の味付け、個性的な生活に必要なグッズは対象がエブリバディではなく、パーソナルです。

個性のある独自の品揃えコンセプト、商品開発コンセプトを持った小売店だけが生き残り、競り合っていく時代が到来してきたといえるのではないでしょうか。

テイストとは非常に幅広い言葉で、形や色へのこだわり、またファッション関連分野でのコーディネイトもテイストの領域に含まれてきます。

さらには、情報、利便性、コミュニケーションといった概念もテイストの範疇に含まれるようになるかもしれません。

究極のテイストとは、我々生活者のライフスタイルをどのように演出するか、どのようにコーディネイトするかというトータルな提案の中にあるのではないでしょうか。

- 経営について ー  に続く。

入社時の研修は会社の規則や電話の取り方、応対など様々な一般常識を研修しますね。名刺交換とかはロールプレイングをしたりしましたよね。イヤー懐かしいです。そんな研修ですが最近では研修でボランティアを体験させる会社が増えているそうです。ではなぜボランティア体験をさせるのでしょうか。


相手のためになにができるか?

ボランティアにはスポーツボランティアや災害ボランティアなどさまざま。そんなボランティアのすべてに共通するのが「その人たちのために」行動することです。ボランティア活動は目的が明確であるがゆえにそのために何をするかは誰からも指示されません。また、あらゆるものが準備されているわけではありませんから、目の前の道具を使って自分自身のアイデア次第でその目的を達成するのです。指示されて行動を起こすのではなく今自分に何が出来るのか。何をすべきかを考える必要があるのです。
データから読み解く


自分に出来ること

ボランティアに必要なことは自発的に行動を起こすこと。そして常に相手の事を考えること。相手の話を聴くことです。自分が出来ることって色々ありそうで何もなかったりします。「これはやっていいのかな」なんて悩んだりもするでしょう。自分で行動した結果相手が笑顔を返してくれます。報われる瞬間ですね。

最近では子供やることを何でも親が決めてしまう。なんて事を聞いたことがありますが、それは本当に子供のためになっているのでしょうか?恐らくそれは違うのでしょう。苦労をさせないできた結果社会人になっても自分で行動を起こしたり、何かを判断したりできない大人が増えているのです。知識ではなく自分自身が感じることで、子供の頃に体験してこなかったことを社会に出てから体験させているのです。

体験して自分で何かを得ることでその後の自分の考え方が変わってくることもあります。研修とはやるべきことを教えることではなく、きっかけをつくってあげるだけでいいのではないかと思います。親が子供育てているのではなく、子供が親を育てその親を見てまた子供は育っていくのです。ボランティアを取り入れるのは出来上がった何かを求めるのではなく、何もないところから新しい何かを得ようとしているのかもしれません。あらゆるものは相手があります。相手が何を求めているのか?何をすることで喜んでくれるのか?そのために何が自分に出来るのか?今できなければ何をすれば自分がそれをしてあげられるようになるのか?
そんな基本を教えてくれるのかボランティアなのかもしれません。

いつもの時刻に自宅を出た。

いつもの道を会社に向かった。

大通りの信号が赤から青に変わり、向こう側に渡る。
歩道を進むと左前方に黒いコートを着た若い男が左手にスーパーバックをぶら下げ歩いている。
中には飲料やら食料らしきものが入っている。すると、男はおもむろに、右手で左斜め方向に
何かを歩道の植木スペースに投げた。
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咄嗟に落ちた物を拾い、男に加速して近づき男の肩をポンポンとたたき
「落としましたよ~」と言ってスーパーバックにそれを入れた。

それは、火のついたタバコだった。

良い事をした後はすがすがしい。

今年も桜の季節が巡ってきました。桜が満開になると自然と心のモヤモヤがなくなり「今年もまた頑張ろう」と新たな気持ちになります。正月を迎えた時よりも「一年の始まり」を強く感じます。これは長い間自分自身も経験してきた卒業と入学という大きなイベントが心をそうさせるのかもしれませんね。
技術の目まぐるしいITの世界で新入社員の方に学んでいただきたいものを紹介したいと思います。
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コンピュータはなぜ動くのか。
プログラムはなぜ動くのか。

ソフトウェアだけでなくハードウェアの基本を学ぶのには良書だと思います。最近ではスマートフォンやドローンなど身近になってきたハードウェアの制御もあり、ぜひ理解しておきたいところですね。ハードウェア制御に興味が出てきたらラズベリーパイを使って理解を深めてみるのもいいでしょう。独自のドローンも作れるかもしれません。

Effective JAVA
Effective C++

Effectiveシリーズはぜひ読んでいただきたい本です。自身がどの言語を専攻するのか、業務で求められる言語が何かにもよりますがメジャーな言語であれはEffectiveシリーズは出版されています。この本の良いところは、当たり前の事がちゃんと書かれているところです。トリッキーなコーディングなどは書かれておらず当たり前のことが当たり前のように書かれています。言語のバージョンによって最適な処理は変わっていきます。いま書くべきコーディングが書かれているのはなかなかないですね。新入社員だけでなく中級者にもお薦めです。

各言語のマニュアル

マニュアルは最初に読むべきものではありまさん。ある程度理解が深まってから読むことで本当の理解を手にいれることが出来ます。焦って訳もわからずマニュアルを読むよりも実務を積んでから読んでいただきたいです。昔話になりますが、Cobol言語のような汎用機向けの言語はマニュアルが非常に良くできています。例えばAS400あたりもそうですね。ただしマニュアルの数がバカにならないほど多いです。それだけにマニュアルを読めば大抵のことがわかるようになります。

さあ春から頑張りましょう

◎ 業界用語は正しく理解して使いましょう ◎

小売業界には、あらゆる専門用語が存在しています。
しかし、普段頻繁に使っている言葉でも、その意味と使い方を正しく理解していないと、聞き手側に真意が正しく伝わらないことが多々あります。

例えば
「もっとマーチャンダイジングを考慮した売場作りを行ないなさい」
「夕方のピーク時には主力商品は、もっとボリューム陳列を行ないなさい」
「在庫をもっと圧縮しなさい」
このように用語の使い方が抽象的で聞き手側にとって理解不能な指示の出る真の原因は、言っている本人が、意味を良く理解していないで使っている場合が、よくあります。
これらの用語・指示に関しては、次のような疑問が生じるのも当然だと思います。
「マーチャンダイジング」とは具体的に何を意味するのか?
「ボリューム陳列」とは何個陳列することまでをいうのか?
「どの在庫」を「どの位まで」圧縮すればいいのか?

バイヤーやマーチャンダイザーが、次のような指示を出す時にも特に注意を要する必要があります。
「売れ残った場合には店インプロで売り切りなさい」
「今度の新商品は本部からの送り込みは行なわず、各店からの任意発注とする」
「ロスを恐れずに発注しなさい」
「新しく●●●商品を導入する」
果たして、この指示だけで売場の最前線が、業務を的確にこなせるのでしょうか?
「売れ残った場合とはどういう状態をいうのか?」
「各店からの任意発注とした場合には、その商品を販売しないという選択も有り得るのか、また販売する場合には、どこに陳列し何を撤去すればいいのか?」
「ロスを恐れずにとは、どの程度までをいうのか?」
「新しく導入する商品の代わりに、どの商品を売場から撤去すればいいのか、または他の商品のフェースを縮めて新商品を棚に押し込むのか?」

指示を的確に伝えるためには、バイヤーやマーチャンダイザー自身が、まず用語を正しく理解し、かつ従業員に対しても地道に教育していくことが大切だと思います。

- 品揃えについて ー  に続く。

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