20141226ダウンロード

いままで自己啓発的なブログを書いてきましたが最近悲しい事実を知りました。

『自己啓発すべき人材ほど自己啓発しない。』

ショックです。
ということで、めげずに今日は時間管理についてお話したいと思います。

2年ほど前に大ブレイクした「もしドラ」いまでも書店にはドラッカー関連の書籍が平積みされています。多くの人が一度は手にしたことでしょう。そのドラッカーシリーズの「プロフェッショナルの条件」には時間管理に関する基本的な考え方が書かれています。

”私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。

”計画からもスタートしない。何に時間がとられているかを明らかにするところからスタートする。

”すなわち、時間を記録し、管理し、まとめるという三つの段階が、成果をあげるための時間管理の基本となる。

これだけ見て「なるほど!」と気づいた人は素晴らしいです。

まず自分がどういった作業に時間を使っているのかを【具体的】にするところから始めるのです。具体的にするには自分の仕事を洗い出し、行動を【記録】していくわけです。やってみると無駄な時間が結構あったり何をしているのかわからない時間があることに気がつくことでしょう。なんでこんなに時間を取っているのか分からないような仕事や作業もあるかもしれません。
こうして洗いだしたものから【非生産的】なものを取り除いていきます。取り除いた結果から得られた時間を大きくまとめるのです。

仕事に取り掛かるためには仕事をするための時間を確保することから始める必要があります。当たり前の話ですが意外と出来ていないようです。なぜこうするのか?それは上司から言われた仕事をどんどんと割り込ませてしまうためなんとなく仕事ができているように見えるのですが、途中でとまった仕事や以前から予定されていた仕事がそのまま遅延したり忘れられたりしてしまうことが発生するためです。僕が懸念するのが【遅延】の意識です。
「だって、他の仕事が優先度高いから・・・」
「上司に言われたから・・・」

あなたの時間は【あなた自身でしか管理できない】のです。

時間を管理する理由。それは万人に与えられた唯一平等な資源だからです。
役職、年齢、性別、国籍、貧富に関係なく1日24時間という時間は平等であり取り返すことのできないものです。この明確に限られた【時間】という資源をどう割り当てるか?貴重な時間資源を【今どう使うべきなのか】を考える事こそが時間管理なのです。

仕事ができない人ほどすぐに仕事にとりかかる。パソコンに向かう。状況を把握しない。
以前方眼ノートでも書きましたがパソコンに向かう前に整理し、何をすべきかを判断して仕事に取り組んでいただきたいと切に願います。