現代の子供たちは持っているのだろうか?

あまり裕福ではなかったが、何とか買ってもらいました。
小学校の低学年だったと思います。全部で12巻でした。

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1度に買うことは出来ず、毎月1巻ずつ届けられる。
届けられると、むさぼる様に読みました。毎日、毎日。
なので、どこに、何が書かれているかは殆ど記憶していました。

特に動物、昆虫と宇宙は何度も繰り返し読みました。

現在では太陽系はガス上の円盤から太陽や惑星が生成されたと結論付けられていますが、
当時の百貨事典では原始太陽に巨大な星が衝突してその衝撃で太陽からちぎれた物質が
惑星になったという仮説を大真面目に解説してありました。私は、そうなのかと、信じていた
ものです。科学やその調査の進歩で今では明らかになったことも50年も前には解明されて
いなかったのですね。当たり前といえば、そうなのですが、それを正しいと思って読んでいた
者にとって、次々と知識を上書きしなければ、間違ったまま記憶していることになるので大変
です。未だ、間違った記憶が残っているかもしれません。(笑)

さて、私には小学1年の孫がいます。
「おじいちゃん、百貨事典買って!」と言われるのを待っているのですが、その気配無し。

そのかわり「なんとかウォッチ」や「なんとかプリキュア」というもののリクエストがきます。
聞き取れないので、親にメールで通知させ、ようやく認識して購入しプレゼントします。

ググれば何でも検索出来てしまう時代。
大きな落とし穴がある様な気がしてならない。

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