アール公式?ブログ「無からの創造」

小売業向け基幹システムの開発会社「アール」 執筆者は4名体制で、マーケティングコンサルタント、システムエバンジェリスト、システム導入コンサル、管理部門が週2回、とっておきの役に立つ/くだらない話をお届けします。(くだらない話の方が多いのですが。。。) 提供:株式会社アール(http://www.eighteen.co.jp)

2014年08月

具体的な展開方法は?(序章)

 時間帯によってお客様の潜在的ニーズをキッチリ捉えて売場を変化させる。

 「言うは易く行うは難し」

 頭で判っていても具体的にどうすれば良いか、なかなか思い浮かんでこないものです。お客様が求めているのは「鮮度」「価格」「品質」だけではないのです。ではどうすれば良いか?

 一番手っ取り早いのは、女性の同僚(それも主婦)に聞いてみることです。
「早朝来るお客様は、うちの売場に何を求めているんだろう?」食品スーパーのお客様の大多数は女性、それも主婦の方々です。主婦の気持ちは主婦が一番良くわかっています。これからはもっと女性の目線で(右脳思考で)モノを考える癖をつけないといけません。男性が(左脳思考で)考えた売場では、この先、見向きもされなくなりますよ。

 なじみのお客様がいれば、直接聞いてみるのもいいでしょう。「いつもありがとうございます、この時間のお買物で不便なところがあれば教えて下さい」売り手目線ではなくて、買い手の目線で、お客様から教わる気持ちで謙虚に接しましょう。そして自分の売場を冷静に観察してみることです。

 「この時間に買物に来るお客様は何を求めているんだろう?」

 毎日毎日、商品加工や品出し、発注ばかりに追われていませんか。商品加工や品出しは、身体だけは常に忙しいけれど余計なことを考えなくても良いので、ある意味、頭は楽なものです。これに慣れてしまうと、ついつい楽なほうに逃げてしまい頭を使わなくなってしまいます。

 皆さん、もっと頭を使って考えましょうよ。

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 もっと悩んで、知恵を絞って、手間をかけて自分の売場を作りましょうよ。もしかしたら、せっかく買物に来たのに欲しいものが置いてなくてチャンスロスになっているかも知れませんよ。これでは何とも惜しい限りです。



 
 売場レイアウトや品揃えを時間帯別に変えるのが物理的に難しいのであれば、まずは商品POPのキャッチフレーズだけでも時間によって変えてみるだけでも違います。いわゆる「コトPOP」というやつです。

 例えば、スターバックスでは1日に何回もPOPを替えるといいます。黒板に手書きされたPOPがバックヤードに1日分用意してあるそうです。
「朝の通勤前にはモーニング」
「お昼時には軽いランチ」
「午後3時のおやつ時には、小腹を満たすようなスナック類」
「夕方になれば1日の疲れを癒すようなスイーツ系のパン」
という具合にお客様のニーズは時間帯によって異なるので、時間帯毎にPOPを取り替えているのだそうです。さすがはスターバックスですね。

次回は具体的な展開方法について、更に突っ込んで述べてみたいと思います。

タイムマーチャンダイジングとは その(3) に続く。

考え方を理解しよう

 食品スーパーとは、昔は朝10時に開店して夜19時でだいたい閉まるものでした。私が青果担当として入社が決まった時など、朝は7時に出勤するように言われましたが、実際開店までの3時間何をやるんだろう?と思ったものでした。いざ出勤してみると作業はてんこ盛り、休む間もなく時間が過ぎあっという間に開店。

 前日閉店時に冷蔵庫に入れた商品の再加工や品出し
 当日入荷商品の検品、入荷日記入、整理整頓、加工、品出し
 売場レイアウトの変更、ハンドラベラーでの売価変更
 値付けの出来ないバラ売りや裸売りの商品についてはレジ担当者への売価連絡

 ※当時はまだPOSシステムなど無い時代でしたから、商品にバーコードなどありません。売価はハンドラベラーで一品一品値付けしたものでした。

 売価を下げる場合は二重張りまではOKでしたが、問題は売価が上がる場合。お客様からのクレームを避けるために前日の売価ラベルを一枚一枚剥がしては貼っての繰り返し、これは結構手間がかかりますが、これをしないと、うるさいお客様は必ずラベルを剥がして前の売価を確認するのです。マークダウンの場合は文句は言われませんが、マークアップの場合は嫌みを言われ、場合によってはクレームにも繋がります。それから当時のレジ担当者は、とても優秀でした。部門の違いや葉物類の違い、バラ売りのりんごの品種の違いまでとっさに判断して売価を入力していたものです。 今のように商品をスキャンしたりタッチキーを押せば、部門も売価も判るような時代じゃありませんから、大したものでした。当然、当時の新入社員やアルバイトさんへのレジ教育はかなり時間を要していました。皆さん、男爵いもとメークインの違いや、フジリンゴとジョナゴールドの違いをとっさに判断できますか?


apple


















 話が横道に逸れましたが、今では、コンビニは24時間営業が当たり前、大型スーパーでも夜中まで開いているのが普通の時代となりました。小売業の人材不足もかなり深刻なもので、今でも小売業に身を置く昔の仲間に会うと必ず「人が足りないよぉ」と泣き言を聞かされます。

 ところで、お店には朝から晩まで毎時間同じようなお客様が訪れるものなのでしょうか。

 一日の中でも「早朝・午前中・お昼・午後・夕方・夜・深夜」と、時間帯によって色々なお客様がお店を訪れていると思います。早朝は近所の年配の女性達、お昼になれば主婦全般やお弁当目当てのお勤めの方々、午後は年配の方や主婦、夕方は学生、場所によってはお勤め前の夜の蝶達、夜はお勤め帰りのOL、深夜は学生や単身赴任者、と食品スーパーでも時間によって客層はかなり変わります。ところが肝心の売場の方は、時間帯別どころか平日と週末でさえ、同じような売場展開をしているお店が多いのではないでしょうか。時間帯ごとに客層は全く違うのに売場はいつ行っても同じでは、顧客ニーズを売場が捉えきれていないということであり、チャンスロスが発生しているということになります。

 それではどうすれば良いか?次回は具体的な展開方法について述べてみたいと思います。

 タイムマーチャンダイジングとは その(2) に続く。

 開発言語の動向は、ネイティブ言語とインタープリンタ言語というコンパイル技術から、言語論にシフトしています。関数型(正確には違うそうです)という考え方が広まっていますね。関数型にはさまざま特徴がありますが、一番大きな要因はラムダ式です。Linuxのパイプと同じ働きをしており繰り返し処理を明確に記述することができます。一文で繰り返し処理を記述できることで、CPUのコア分散処理を容易に実現できるのです。最近のハードウェアが仮想化するのは複数のコアを使いきれないためとも言われています。
JAVA 
 


要は無駄に高性能になったんですね。





 S/WがH/Wの技術に追いついていないんです。そこで注目されているのが、関数型でありラムダ式の導入。これにより繰り返し処理の分散かができ、アプリのパフォーマンスアップが見込めるのです。ただし、分散できるのは繰り返し処理だけ。それ以外の処理は従来通り。まあそれでもそこが一番時間のかかっていたところなので効果はあるんでしょうね。JAVAも3月にリリースしたJAVA8でラムダ式に対応しました。Scalaという関数型言語も注目されています。JavaVM上で動くためJavaの言語資源を利用することができるところがメリットです。

 データベースでは、MongoDBでしょうか。
 JavaScriptで記述でき、データ構造もJSON形式。Web系には最適です。分散化は標準装備でデータベースのスケールアウトができる。一般的にデータベースはデータを一元管理するため分散管理できないんです。よってスケールアップしかできない。まだまだ発展途上ですが期待できるモノでしょう。

 サーバーサイド関連では、node.jsです。
 これもjavascriptで記述できます。ステートレスが多くなるなかでステートフルコネクションが標準。しかもメモリの消費が非常に少ない。一万コネクションを数キロバイトのメモリで管理できる。ステートフルでのメリットはリアルタイム通信です。ステートレスでは、クライアントとの接続が維持されないため、クライアントからのリクエストがないとサーバーから情報を戻せない。ステートフルではクライアントと繋がりっぱなしなので、必要なときにサーバーから情報をプッシュできるのです。地震通知サービスなどこのような仕組みを利用していますね。


 新しければいいわけではないが、適材適所。

 必要な技術を選定することも大切です。稼働実績なんてものに捕らわれてると、チャンスを見逃すことになるかもしれません。


 大事なのは物事の本質を見極めることと、一歩を踏み出すことです。

 先日、出張の際に時間があったので立ち寄りました。

原爆ドーム

















 ドームに近づくに連れて、未経験の感覚が全身を巡り、しばらくの間ドームに目が釘付けになりました。その感覚は「恐怖」だったのでしょうか。日本人として、悲しい気持ちもこみ上げ、また、一瞬の高熱で亡くなっていった方々が見えているような錯覚感のようなもの。何があっても二度とこんなことは起こしてはならないと、心でつぶやく。


俺ってこんなに純心だったのかと思うほど素直になっていました。


 世界で戦争がなかった時期はほとんど無かったそうです。世界中のどこかでは戦争をしているということですね。日本が平和であり、自分がここにいることを幸運に思います。


 原爆の始祖となってしまったアインシュタインが言ったそうです。

 「人類が第3次世界大戦でどのような武器を使うかは分からない。しかし第4次世界大戦は、間違いなく石と棍棒だろう」

 彼は日本に原爆が投下されたことを非常に悲しんでいました。もう二度とこの兵器が使われることが無いことを望んだのか、愚かな人類の末路を示唆したのか?


 天才の言葉は奥深いです。


平和の女神像
 

 いま世の中は、お盆休み。


 学生たちの夏休みもあって、朝の通勤電車はことのほか空いている。出勤しているのは、休日が書き入れ時となる小売などサービス業に従事する人たちが多いのだろうか?と勝手に想像してみるが、これから帰省や旅行にでかけるのだろうか?大きなキャリーバッグを携えた人も結構いる。これでは通勤電車とは呼べないな、普段は座れないはずなのに、ドーンと鎮座して妙に納得している。
 



 いつものように仕事をこなし、いつものように旬なネタを肴に同僚とくだらない会話で盛り上がる。昨日は「まんだらけ」ネタを茶化してみた…内容は不謹慎すぎて書けません(笑)そして…いつものように、なぜか疲れきって帰路につく。帰りの電車は、朝とは違っていつもと同じような混雑ぶりで当然座れない。まぁ、始発だから1、2本見送ると座れるのだが、そんな習慣は持ち合わせていない。

 電車を降りて帰り道、夕方から降り出した雨も上がり何気なく空を見上げると、雲の切れ間からうっすらと輝く星が目に飛び込んでくる。いつもは気が付かなかったけど、ここでも星が見えるんだー、と思った瞬間、流れた、確かに流れました。UFO? 矢追純一じゃあるまいし…目の錯覚かな、疲れていて幻覚まで見えるようになったか? いや、絶対流れ星だよ。でも、この一瞬に願いごとを3回唱えるなんてまさに神業!無理ゲーすぎる。サマージャンボは当たらないわけだ…と、ここでも妙に納得する。


開陽台
 帰宅後、気になって調べてみると、ペルセウス座流星群でどうやらピークだったらしい。なんとなくワクワクする、まるで子供みたいだ(笑)北東の空に、おなじみのW型をしたカシオペア座のそばに見えるのがペルセウス座。よし、来年は休暇を取って、北海道・中標津の“地球が丸く見える”開陽台あたりで天体観測、「サマージャンボ当たりますように」「サマージャンボ当たりますように」「サマージャンボ当たりますように」で大願成就だ。


 社長!休暇お願いします♪

 流れ星については、それぞれ文化や年代において吉兆、凶兆の風潮があります。アンデルセンの「マッチ売りの少女」は自分の死とは知らず、流れる星を見て誰かが死ぬことを悟る。聖書には、マタイ24章にて終末の日に星が落ちると書かれている。三国志では、大きな赤い流れ星が落ちるの見て、諸葛孔明の死を悟る、等々は凶兆の事例。反して日本では、願いが叶うなど吉兆の事例が多く見受けらる。清少納言は枕草子にて「星はすばる。ひこぼし。ゆふづづ。よばひぼしすこしをかし。尾だになからましかば,まいて」と記しています。「星といえばまず昴、彦星や宵の明星(金星)もいいな。流れ星も興味深い。でも流れる尾がなければもっといいのに」。よばひぼし(呼ばふ【ずっと呼びかけ続ける】星)=流れ星なのですが、平安時代には「男の人が好きな女の人のところへ夜な夜なお忍びで逢いに出かける」という意味があったようです。まさに、「夜這い星」です(笑)。清少納言は、尾が伸びるとこの秘密のデートが目立って仕方がない、と言いたかったのでしょうか?

 暑い暑い8月は、鎮魂のイベントがたくさんあります。広島・長崎の原爆の日、御巣鷹山の日航機墜落事故、先祖の御霊を供養するお盆、終戦記念日。先日、広島のお客様との商談がまとまったのですが、商談の合間に原爆ドームを初めて見学しました。百聞は一見にしかずで、戦争を知らない私ですが、強烈なインパクトがあります。本当に、こんな悲劇を二度と繰り返してはならない思いで手を合わせ、ずっとずっと後世に正しく真実を伝えていく必要があると強く思います。異なる価値観を持った民族同士の交流には、時として大きな意見衝突や利害関係による対立が起こりますが、英知をもった“人”であればこそ、戦争に至る前にお互い知恵を絞って着地点を探っていくたゆまない努力を続けていくべきと改めて感じます。そうだ、サマージャンボなんか願っている場合じゃないな。


原爆ドーム 


















 「世界が平和でありますように」


 あっ、社長! やっぱり休暇をください。
 


 日本は十分に平和です。by かすみ草

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