アール公式?ブログ「無からの創造」

小売業向け基幹システムの開発会社「アール」 執筆者は4名体制で、マーケティングコンサルタント、システムエバンジェリスト、システム導入コンサル、管理部門が週2回、とっておきの役に立つ/くだらない話をお届けします。(くだらない話の方が多いのですが。。。) 提供:株式会社アール(http://www.eighteen.co.jp)

2014年10月

一昔まえ前ではC/S(クライアント/サーバー型)と言われた処理が主流でしたがいまではほとんど見なくなってきましたね。今日は多層処理についてお話したいと思います。
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* 時代の変化
すべてはインターネットの普及から始まっています。社内ネットワーク(イントラネット)であらゆる業務を行っていたことは外部とのデータ交換も定形手順で交換していました。JCA手順や全銀手順、HULFTなどの通信ソフトもその一つでしょう。使えるポートもセキュリティもそんなに気を使わなかったのに最近ではグローバルネットが当たり前で使えるポートも限られる。どんどんセキュリティ要求が高くなる。それもそれもインターネットが当たり前になり、高速になり、安価になった結果なのかもしれません。なんて時代だ!

* 昔から開発している人
サーバーでデータを一元管理できるだけでもすごく便利ですよね。データをそこに取りに行けばなんでもある。とりあえずデータを取ってきてあとはクライアントでゴリゴリゴリゴリ。一覧表示したりグラフにしたり印刷したり。そういったロジックを記述するのがプログラミングだったな~。特にデータ取得を高速化したり、ソートのロジック変えてみたりしてね。
データベースで管理するようになってからデータの取得の高速化はSQL文の書き方やモデリングに変わり、ソートなんてろくすぽロジック書かないし。ロジック=SQL文って感じですよね。クライアントアプリでSQL文をカリカリ書いてるもんだから同じような処理があってもまた新たに記述したりして。ロジックが分散するので不具合もたくさん発生していました。一箇所直しても他は直らないなんて当たり前だったのではないでしょうか。

* 魔法の80番ポート
SQLサーバーだと1433番というポートを使っていますが、処理によっていろんなポートを使って通信しています。ところが「セキュリティポリシー」というものがこういったいろんなポートを使わせてくれなくなってしまったのです。よくわからないポートは使用禁止。外部から攻撃を受けそうなものは停止。ブロックできるところだけでしか開けちゃダメ。ってことで80番や443番ポートしか開けてくれないんです。これはHTTPとHTTPSというポートでWEBブラウジングするためのポートですね。いまではこのポートを駆使してシステムって作られているんです。

* 処理を分割して対応
80番ポート(HTTP)で処理できる命令はやっぱりHTTPの命令な訳でどうやってデータベースからデータを取ってくるのか?
それが本題の「粒度」に関連してきます。そのままデータを取ってくることは出来ませんので、HTTPのPOST命令を使って「データをちょうだい」って命令します。命令を受け取ったWEBサーバーが実際にSQL文などを発行してデータベースからデータを取得します。でもデータベースの取得したものをそのままクライアントに受け渡せないので、JSONやXMLなどの形式に変換してクライアントに受渡しているのです。
これが処理の分割といって、このリクエスト単位を「粒度」って言っています。
単純にデータベースのマスタ情報であれば、テーブル単位=粒度になるのだと思うのですが、幾つものマスタから情報を取得して作成される伝票データのようなトランザクションデータはテーブル単位というわけにはいきません。僕的にはこの「粒度」は処理単位に設計しています。

* 処理の単位
処理って何かなというと、画面単位だと考えていただくと良いと思います。ボタンを押したらその画面に表示する情報をリクエストしクライアントに受け渡す。更新するときは更新する内容をリクエストし、更新に必要な計算はサーバーで行って付随する必要な情報もサーバーで補完してデータベースに更新します。こうすることでロジックの分散を防ぐわけです。処理は分割するのにロジックは分割したくない。ロジックを分割すると不具合も分割されます。分割されるってことは増えるってことですね。(笑)

* 最近よかったって思います
WEBサーバー側とクライアントの表示部分と両方開発しなくてはいけないので面倒だと思っていましたが、気がつけば良いことも多い。なんといっても使いまわせる。パソコンだけじゃなくて、タブレット用やスマホのアプリにも流用できるんです。その時にはWEBサーバー側は作る必要がないことも多い。クライアント側だけ作れば良いってことですね。色んな物を分割することで手間は増えるけど時間的なスピード感も求められています。分割したことで顧客に提供するモノも分割することができるようになったのは良かったことなのではないでしょうか。


こうなったらもっと分割してみたらいいのかな?
物事には限度があります。細かく分ければ良いってわけではなく適切に分けることが重要なんですね。
みなさんも仕事を分割してみてはいかがでしょうか?

行ってきました。

「3年/土のうの件」は「直射日光にさらされた状況で3年間の耐久性なので土中の土のうは間違いなく3年以上持つ。」
と説明していました。納得してはいません。

質疑応答で主なもの

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Q.土のうを置く(埋める)場所が隣家に近く、隣家が難色を示した場合いわき市はなにかしてくれるのか?
A.何もしません。隣家の方と話し合って下さい。

Q.土のうはいつまで置いて(埋めて)おくのか・
A.ご存知のとおり福島県内に中間貯蔵施設設置の交渉を国が進めているが、現在のところ未定であり、明確に
  いつということはお答え出来ない。

Q.土のうは国から預かっているものと解釈すると保管料(賃料)は貰えるのか?
A.いわき市としては支払うことは出来ない。

Q.はがした芝生は元に戻してもらえるのか?
A.除去後の部分に芝を置き、目土をする。

★強烈な質問が最後にありました。★

Q.私は大熊町で被爆した。いわき市は何かしてくれるのか?
  東大病院、広島大学病院、長崎大学病院で診てもらったが被爆して余命が少ないと診断された。
  血管はボロボロで内臓もボロボロになっている。
A.福島第一原発事故で被曝したのであれば東電に損害賠償請求をして欲しい。いわき市はなにも出来ない。

拡散した放射性物質で重度の被爆症状が出るのでしょうか?
にわかには信じられませんでした。

今回の説明会で人間の心の怖さを感じました。

リーガルハイで同様の場面があったのを思い出しました。
たしか、マンション建設に伴う日照権侵害をデベロッパーに訴え、住民が集団で起業に金銭を要求する場面です。

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コミカド氏の名言

「人の醜さを愛せ!」

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考.悩.悲.怖・・・・

 気がつけば10月も終わろうとしている。ほんとうに1年はあっという間だ。
年輪を重ねるごとに、時の経つのが早いと感じるのはなぜだろう。
人生の曲がり角は既に過ぎ、赤子に還っていく坂道は下りだからだろうか?
なるべく緩やかな下り道にしたい…。

この時期、街をあるいていると、何やら芳香剤の香りが漂うことがある。
そう、キンモクセイだ。どこぞやのトイレを彷彿させる。
 キンモクセイ


ちょうど西の空にはひときわ輝く宵の明星・金星が見えている。
これで木星が確認できればまさに金木星だが…。おやじギャグにもならないか? 
金星木星


仕方なく読んでいただいている読者にすれば不快にさせるギャグかもしれない。
やはり、お遍路にて懺悔の旅は必須のようだ。

夏の終わり、夜な夜なコオロギやら鈴虫やらの大合唱が始まり秋の訪れを感じ始める。
今年は幾分早かった気がする。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、確かに台風の襲撃を含め、ひと雨ごとに寒くなっていくのがよくわかる。子供たちは、文化祭や運動会の練習が始まり、無邪気な笑顔を見せて疲れた大人たちを癒してくれる。まぁ、子供たちには、さらさらそんなつもりはないのだろうけど…。

サンマやきのこ、栗など秋の味覚がスーパーにも並び始め、やはり疲れた体に活力を与えるべく食を誘う。
ここでしっかりと蓄えて、寒い冬を乗り切ろうという本能だろうか? 昔は、人間も冬眠していたのかな?
田舎育ちのため、春はたけのこなど山菜とり、秋はならたけ(三文だしという地方もある)を中心にしたきのこ狩りをして食卓の一助にしていたが、現職についてからはとんとご無沙汰である。マムシとにらめっこしていたあの頃がとても懐かしい。

 四季折々の顔見せる日本。時として自然は猛威をふるう。
人間の存在なんて、無力でちっぽけなものにさえ思えるときもある。
そう考えると、私たちの日々の悩みや困難は些細なことでしかない。


下り坂ではあるが、困難に負けず決して転げ落ちることなく、一歩一歩確実に踏みしめながら歩いていきたい。

◎「原価」を引き下げるためには◎

ローコスト経営を実現するためには、原価を引き下げ、かつ経費を引き下げていくという相反するミッションを同時進行で進めていかなくてはいけません。
そのなかでも原価を引き下げるためにはどうすればいいのか。

昔だったら商品部のバイヤーや売場の担当者が、ベンダーさんやメーカーさんを、本部や店に呼びつけて、「もう少し安くならないのか!」と大声で威嚇したり、机をたたきながら原価交渉を行なったものです。
今だったら、まさに「パワハラ」そのものですね。

しかし、そういった原始的な方法では、もう原価は引き下げられません。
ベンダーさんもメーカーさんも今まさにギリギリのところで商売をしているからです。

原価を引き下げるための方法、それは何か?
それにはリスクマーチャンダイジングしかありません。
小売業自身がリスクをもってマーチャンダイジングを行なう。

これまでは、リスクはどちらかというとベンダーさんやメーカーさんが持っていました。そのリスクを小売業自身が責任を持って負担していかない限り、原価は引き下がりません。

そのリスクとは具体的に何なのでしょうか?
返品を受け付けてくれるベンダーさんやメーカーさんは、良い取引先様。
棚卸の応援や店舗改装時の応援に来てくれるベンダーさんやメーカーさんは良い取引先様。
EDI発注等のデータ処理料金やリベートに至るまで、小売業側からは取引先様に対してあの手この手で、あらゆる負担を強いています。

しかし、それらはすべて商品の原価に反映されているのです。
ベンダーさんもメーカーさんも、リスクを持つということは、すなわち商品の原価に反映されているということです。
ですから原価を引き下げようとするためには、小売業側で、リスクを持つ必要があります。

特に百貨店業界では返品主義が横行しているようです。
百貨店業界には買取り主義が発達してこなかったので特に難しいようです。
返品が出来るということは管理が非常に楽です。
売れ残ったら返品すればいいんですから、こんな楽なことはありません。

いざ返品をやめ全品を買取ると決めると、担当者の商品を見る目が変わってきます。
売り切らなくちゃいけないわけですから商品をしっかり見るようになります。
ただ突然、唐突に、返品をやめようとしても、買取り主義のマネジメントがしっかり構築出来ていないと間違いなく失敗します。
やはりPOSデータできっちりと単品分析を行なって

「この商品は年間契約をして原価を引き下げていく」
「この商品は月間納品予定数量を決めて」
「この商品は週間発注で生産数量をコントロールして」

そういったリスクを持った計画的なマーチャンダイジングが必要になってきます。


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次回は、ちょっとコーヒーブレイク。

-コーヒーブレイクー  に続く。

みなさんはシーナ・アイエンガー教授をご存知でしょうか?
2011年NHKの白熱教室でも放送されたコロンビア大学の教授です。この講義の中には非常に興味深いことが題材として使われています。今日は彼女の講義をみなさんと一緒に見て行きましょう。

* 6種類のジャムと24種類のジャム
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小売業では「品揃え」ということを耳にしますね。「品揃え」ってどういう意味でしょうか?

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お客が望んでいる商品、あるいは求めている商品を適切に把握し、それらの商品を取り揃えること。単に商品の種類ではなく、ブランド、サイズ、色、柄、価格など消費者ニーズを捉えたキメ細かな品揃えが重要となる。今日のように競争が厳しいマーケットでは自店の特徴を出さなくてはならない。By 流通用語辞典
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同じ商品でもいろいろ揃えることでニーズを掴みなさい。そうしないと厳しいマーケットでは勝ち残れないよ!って感じでしょうか?

彼女はこの「品揃え」に一石投じています。
アメリカのスーパーマーケットで実験したところ、試食に立ち寄っったお客様の数は24種類のジャムを用意した時のほうが6種類のジャムよりも多かったそうですが、実際に購入した人は僅か3%だったそうです。対して6種類のジャムで試食した人は30%の方が購入したそうです。10倍ですね。

* 多すぎる選択は悪?
この実験はスーパーマーケットだけではなく、401Kでの株式ファンドでも同様の結果になったそうです。401Kの株式ファンドの数は600種類ほどあるそうですが、その数を60種類まで絞った結果加入率が20%増えたそうです。
人は与えられたものだけでは満足出来ないにも関わらず選択肢が多すると選択すること自体を諦めてしまうのです。これは小売業にとっては機会損失ですよね。
一般的な小売業では約45,000アイテムが販売されており、世界最大の小売業であるフォールマートの品揃えは常時100,000アイテムが販売されています。凄いですね。ただし世界第9位のALDI(ドイツ)では1,400アイテムだそうです。トマトソースは1種類しか置いていないとか。この違いはどう捉えるかはみなさんの判断としたいと思います。

* 選択しやすくする方法
講義の中では課題を投げかけるだけではなく解決方法も提示されています。

+ カットすること
+ 具体化すること
+ 分類を分けること
+ 選択に慣れさせること

*** カットすること
無意味に重複した選択を無くすことで売上高は向上しコストを抑えることが出来ます。
*** 具体化すること
その商品を選択することで他とどういった違いがあるのかを具体的に示すことです。具体化することを逆手に取っているものがあります。それは「クレジットカード」です。「クレジットカード」で買い物をした時、お金を消費したという実感がわかないために15%~20%ほど現金よりも多く買い物をするそうです。
*** 分類を分けること
もし商品数が多いのであれば商品の分類を分けることで顧客の選択を助けることが出来ます。分類を分けるときは提供する側の意図ではなく、選択する顧客にとって意味のある分類分けをしてください。「日配」「生鮮」なんてもってのほか。顧客には何も意味のないものです。
*** 選択に慣れさせること
最初に多くのことを選択させると選択することを諦めてしまいます。少ない選択から徐々に選択肢を広げることで人は「選択すること」に慣れ選択することを学ぶのだそうです。
なぜスーパーの店内では野菜から買い物をさせるのでしょうか?定説に囚われず売場を革新することで顧客の選択の方法も変わるのではないでしょうか?

商品を選んでくれることを待つのではなく顧客に積極的に選択してもらうためになにをすべきか。「品揃え」を良くするだけではなく顧客にとってよい「選択」のできる「品揃え」を考えることが必要なのではないでしょうか。


アイエンガー教授のリンク http://www.columbia.edu/~ss957/

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