アール公式?ブログ「無からの創造」

小売業向け基幹システムの開発会社「アール」 執筆者は4名体制で、マーケティングコンサルタント、システムエバンジェリスト、システム導入コンサル、管理部門が週2回、とっておきの役に立つ/くだらない話をお届けします。(くだらない話の方が多いのですが。。。) 提供:株式会社アール(http://www.eighteen.co.jp)

2015年07月

さて、この数字は?

前回の冥王星のニューホライズンズからデータをダウンロードする際の
回線速度です。単位は・・・・「bps」。素(す)の「bps」です。メガもギガも頭に
付きません。

bpsは bits par second ・・・・ bits/sec の略です。

bitは0か1を表すコンビュータの世界の最小単位です。

例えば、8bitを1byteで表現する場合。

バイト 意味
00000000 = 0
00000001 = 1
00000010 = 2
00000011 = 3

という様に2進法で表現します。

ニューホライズンズから、電波回線で、

000001001010111010101000100100101010100100101010................

こんなデータが延々と送られて来ています。
電波の速度は光と同じ、しかし回線速度が針の様に細い800bps。
私たちがスマホでダウンロードしている回線速度はギガ単位のbps
なのでいかにも遅い。

20150728-1


7月14日に最接近をして観測したデータを全てダウンロードするのに
1年半もかかるそうです。

なぜ、この数字にひっかかったかというと・・・・

33年前に初めての小売業様向け基幹システムを開発した時のこと。
本部、店舗間のネットワークの回線スピードが1200bpsだったなあと
思い出したからです。そして、ユーザからの要求で納品時の検収
入力をリアルタイムにデータベースに反映し、即時に買掛計上、
ベンターには支払予定通知が可能になるという、画期的なシステムを
プロジェクト全員が真面目に実現出来ると信じて取り組んでいました。

結局リアルタイムについては回線ネックとメインフレームの
能力不足で断念し、バッチ処理での構築となってしまいました。

当時はネットワーク技術者もシステムエンジニアも一緒くたになっていて
専任のネットワーク技術者など存在しておらず、SEが兼務していたので
すが「bps」の「b」を「bits」ではなく「byte」で計算していたという落ちが
ありました。要するに、設計時の諸元値試算誤りによるHW、NWの
選定ミスが原因ということでした。しかし、冷静に考えてみると
「byte」が「bits」で正しく計算されていたとしても大勢に影響はなく
当時の機器構成ではとうてい実現不可能だったのだなと、システム
完成後にしみじみと思ったものです。(byte:bit = 8:1)

800bpsでも立派に任務遂行する技術開発をしたNASAの皆さんは
とてもすばらしいと思います。

拍手

20150728-2

僕がこの業界に入ってきた時はまだMS-DOS3.3の全盛期でした。C言語とCOBOL言語でプログラムを組む日々だった。分厚い言語リファレンスを見ながらコーディングしたことを覚えています。あの時は専用のハードウェアで動作する業務用専用ソフトの開発だったので、仕様に対してユーザーが口出しできるような状況でもなく、スタンドアロン端末が標準だったからテストパターンも業務に絞ったテストで十分だった。ネットワークなんてポーリングして親子で通信するのが凄かったというレベルでした。
20年も経つとグラフィカルな画面は当たり前で動作する端末も制約がなくなってきました。なんでも動かなければならない状況で、ネットワークは必須。しかも有線LAN、無線LAN、ブルートゥースや非接触ICなどあらゆるネットワークが混在しています。WindowsもひとつのバージョンではなくなりXP(サポートは切れていますがいまだ現役のユーザーも多い)、7、8、RT。サーバーOSもありますね。32ビットと64ビット、メモリもディスクも大容量。なんでもできる状態になっています。少し前のサーバースペックより今のクライアントパソコンのスペックのほうが良いなんてよくある話ですよね。
IT業界も20年前はハードウェアを持っているところがソフトも開発していました。自社ハードウェアに自社OS、自社ライブラリに自社言語なんてものもあった。ソフトを開発するためには高額のライセンスを購入し限られた資源を使って開発をしていました。まさに[製造]そのものでした。
ITバブルなんて言われましたが、WEB系が主流になりデザイン性が高まりあらゆる人材がIT業界に参入。デザインセンスで業績も変わる時代に変わりました。機能よりも使いやすさだったりデザインだったり。広告収入にシフトするようになったため、Webサービスとの連携が重視されました。自分のアイデアをカタチにすることが開発になっていきました。[創造]する楽しさがあったのかもしれません。業務用なんて堅苦しいものよりも特徴のあるものが好まれたのかもしれません。
では現在はどうでしょうか?
一部の人が創造したものを模倣するだけで終わっていませんか。創造することに疲れてしまい製造するだけになってしまっていないでしょうか。まだまだ創造しきれていなことがたくさんあるはずです。ハードウェアの制限がなくなったことはソフトを開発する人にとっての自由を手に入れたのかもしれません。あらゆるものと通信できることが当たり前になった。夢だったことがどんどんと現実になってきた。もう一度童心に帰って作ることの楽しさを思い出してみてください。IoTなんて楽しいことばかりですよ。自分のアイデアをカタチにすることができるそんなことを楽しむことを忘れないでください。そうすればまだまだIT業界も捨てたもんじゃないですよ。

生憎の曇り空。

天の川を見ることは出来ないようです。

天の川・・・・銀河・・・・銀河系

私たちが住む地球の太陽系は銀河系のやや端に位置します。
NASAのニュー・ホライズンズが間もなく冥王星に最接近します。
2006年1月に打ち上げられ、9年の長旅でした。打ち上げた時は
まだ「惑星」だったんですよね。今は格下げされて「準惑星」。

2006年8月に決まった惑星の定義。

(1) 太陽を周回する天体で、
(2) 自己重力が固体強度を上まわって球形になり、
(3)(重力で)自分の軌道の近傍の他天体を掃きちらしているもの。

冥王星は(3)に該当しないため「準惑星」となりました。

この3つの定義と関連するかどうか分かりませんが、私は
原始太陽系のガス状円盤から生成された星を惑星と定義
したのかなと考えていました。

20150707-1


現在の8惑星の軌道は、ほぼ水平なのに冥王星の軌道は大きく
ずれています。この図を見ると明らかに惑星とは違いますね。

さて、ニュー・ホライズンズですが7月14日に冥王星に最接近します。
氷の星冥王星はどの様な姿なのでしょうか。

蛇足ですが、ディズニーのキャラクター犬の「プルート」は冥王星から
名前をいただいたそうです。

20150707-2

このページのトップヘ