具体的な展開方法は?(序章)
時間帯によってお客様の潜在的ニーズをキッチリ捉えて売場を変化させる。
「言うは易く行うは難し」
頭で判っていても具体的にどうすれば良いか、なかなか思い浮かんでこないものです。お客様が求めているのは「鮮度」「価格」「品質」だけではないのです。ではどうすれば良いか?
一番手っ取り早いのは、女性の同僚(それも主婦)に聞いてみることです。
「早朝来るお客様は、うちの売場に何を求めているんだろう?」食品スーパーのお客様の大多数は女性、それも主婦の方々です。主婦の気持ちは主婦が一番良くわかっています。これからはもっと女性の目線で(右脳思考で)モノを考える癖をつけないといけません。男性が(左脳思考で)考えた売場では、この先、見向きもされなくなりますよ。
なじみのお客様がいれば、直接聞いてみるのもいいでしょう。「いつもありがとうございます、この時間のお買物で不便なところがあれば教えて下さい」売り手目線ではなくて、買い手の目線で、お客様から教わる気持ちで謙虚に接しましょう。そして自分の売場を冷静に観察してみることです。
「この時間に買物に来るお客様は何を求めているんだろう?」
毎日毎日、商品加工や品出し、発注ばかりに追われていませんか。商品加工や品出しは、身体だけは常に忙しいけれど余計なことを考えなくても良いので、ある意味、頭は楽なものです。これに慣れてしまうと、ついつい楽なほうに逃げてしまい頭を使わなくなってしまいます。
皆さん、もっと頭を使って考えましょうよ。
もっと悩んで、知恵を絞って、手間をかけて自分の売場を作りましょうよ。もしかしたら、せっかく買物に来たのに欲しいものが置いてなくてチャンスロスになっているかも知れませんよ。これでは何とも惜しい限りです。
売場レイアウトや品揃えを時間帯別に変えるのが物理的に難しいのであれば、まずは商品POPのキャッチフレーズだけでも時間によって変えてみるだけでも違います。いわゆる「コトPOP」というやつです。
例えば、スターバックスでは1日に何回もPOPを替えるといいます。黒板に手書きされたPOPがバックヤードに1日分用意してあるそうです。
「朝の通勤前にはモーニング」
「お昼時には軽いランチ」
「午後3時のおやつ時には、小腹を満たすようなスナック類」
「夕方になれば1日の疲れを癒すようなスイーツ系のパン」
という具合にお客様のニーズは時間帯によって異なるので、時間帯毎にPOPを取り替えているのだそうです。さすがはスターバックスですね。
次回は具体的な展開方法について、更に突っ込んで述べてみたいと思います。
タイムマーチャンダイジングとは その(3) に続く。
時間帯によってお客様の潜在的ニーズをキッチリ捉えて売場を変化させる。
「言うは易く行うは難し」
頭で判っていても具体的にどうすれば良いか、なかなか思い浮かんでこないものです。お客様が求めているのは「鮮度」「価格」「品質」だけではないのです。ではどうすれば良いか?
一番手っ取り早いのは、女性の同僚(それも主婦)に聞いてみることです。
「早朝来るお客様は、うちの売場に何を求めているんだろう?」食品スーパーのお客様の大多数は女性、それも主婦の方々です。主婦の気持ちは主婦が一番良くわかっています。これからはもっと女性の目線で(右脳思考で)モノを考える癖をつけないといけません。男性が(左脳思考で)考えた売場では、この先、見向きもされなくなりますよ。
なじみのお客様がいれば、直接聞いてみるのもいいでしょう。「いつもありがとうございます、この時間のお買物で不便なところがあれば教えて下さい」売り手目線ではなくて、買い手の目線で、お客様から教わる気持ちで謙虚に接しましょう。そして自分の売場を冷静に観察してみることです。
「この時間に買物に来るお客様は何を求めているんだろう?」
毎日毎日、商品加工や品出し、発注ばかりに追われていませんか。商品加工や品出しは、身体だけは常に忙しいけれど余計なことを考えなくても良いので、ある意味、頭は楽なものです。これに慣れてしまうと、ついつい楽なほうに逃げてしまい頭を使わなくなってしまいます。
皆さん、もっと頭を使って考えましょうよ。
もっと悩んで、知恵を絞って、手間をかけて自分の売場を作りましょうよ。もしかしたら、せっかく買物に来たのに欲しいものが置いてなくてチャンスロスになっているかも知れませんよ。これでは何とも惜しい限りです。
売場レイアウトや品揃えを時間帯別に変えるのが物理的に難しいのであれば、まずは商品POPのキャッチフレーズだけでも時間によって変えてみるだけでも違います。いわゆる「コトPOP」というやつです。
例えば、スターバックスでは1日に何回もPOPを替えるといいます。黒板に手書きされたPOPがバックヤードに1日分用意してあるそうです。
「朝の通勤前にはモーニング」
「お昼時には軽いランチ」
「午後3時のおやつ時には、小腹を満たすようなスナック類」
「夕方になれば1日の疲れを癒すようなスイーツ系のパン」
という具合にお客様のニーズは時間帯によって異なるので、時間帯毎にPOPを取り替えているのだそうです。さすがはスターバックスですね。
次回は具体的な展開方法について、更に突っ込んで述べてみたいと思います。
タイムマーチャンダイジングとは その(3) に続く。